2016/3/11 名古屋ウィメンズマラソンまであと2日
NAGOYAを彩る女性ランナーたち
B2日前記者会見


木崎「1000mのラスト1本で2分台を高地で出すことができ、スピードが戻ってきたかな」
田中「今まで3回マラソンに出場しましたが、その中でも一番走り込むことができ、良い練習ができた」


Q.(代表質問)名古屋に向けて、合宿などはどこで行ってきたのか? その中でどこに重点を置いてトレーニングしてきたのか?

野口みずき 2月頭から3月頭まで約1カ月間、昔の日本エアロビクスセンターで合宿してきました。距離を中心に走ってきて、40km走を1回、30km走を2回、スピード練習も取り入れてやってきました。レースは全力で、自分らしい走りをすることが目標です。タイム設定はあまりしないで戦っていきたい。

木崎良子 1月12日から約7週間、アルバカーキで練習してきました。これまでのマラソン練習とほぼ変わらず、スピードと距離の組み合わせです。重点的にこれ、というのはありませんが、しっかり距離を踏むことと、前半にトラックに出ていないのでスピードを研くことに重点を置いてやってきました。本数は少ないメニューでしたが、1000mのラスト1本で2分台を高地で出すことができ、スピードが戻ってきたかな、と感じられました。

早川英里 1月中旬から2月下旬まで、宮古島で合宿してきました。重点を置いたことは特になくて例年通りの練習でスピードが、今までにないことを取り入れたといえば、バイクの120kmです。4〜5時間かかるのですが、それを何度か取り入れることで有酸素運動面、体を動かす体力面を強化してきました。そういったことが、今回のレースにつながれば、と思っています。

田中智美 12月末からオーストラリアのホールズクリークで50日間、ニュージーランドのネルソンで3週間合宿してきました。今まで3回マラソンに出場しましたが、その中でも一番走り込むことができ、良い練習ができたと思います。

岩出玲亜 12月末から2月初めまで宮崎で合宿し、2月の終わりから3月初めまでは徳之島で合宿しました。距離走を中心にしながらもスピードに対応できるように短いメニューも間にはさみながら練習してきました。今までやっていなかった体幹トレーニングも取り入れ、後半のぶれを最小限に抑えることを狙いにやってきました。

小原怜 直前合宿としては1月28日から3月2日まで、アルバカーキで行ってきました。後半きつくなったときにも追い込めるかどうか、を意識して取り組みました。そしてマラソン練習をしていくなかでもスピードを衰えさせないように、スピードを意識してトレーニングを行ってきました。

沼田未知 合宿は年明けから宮崎で行い、その後もニュージーランド、宮古島で3週間ずつ行いました。脚づくりから始まって、距離走、スピード練習とやって来て、初めてのメニューも多かったのですが、1つ1つこなすことで今回(初マラソンの)スタートラインに着く自信をつけてきました。

キルワ 名古屋ウィメンズマラソンに向けてスピードワーク、持久力をつけるトレーニングを織り交ぜて色々な練習を行ってきました。良いレースができるのでは、と思っています。

野口「最後のオリンピックに向けての挑戦だと思うので、悔いの残らないよう、強い気持ちをもって挑みたい」
岩出「私がマラソンを走りたいと思った原点である、野口みずきさんと一緒に走れることもしっかりと楽しみたい」


Q.(代表質問)リオ五輪への思いと、それを踏まえてのレースへの意気込みは?

野口 リオ五輪の選考レースで、私にとっては最後のオリンピックに向けての挑戦だと思うので、悔いの残らないよう、強い気持ちをもって挑みたいと思っています。

木崎 ロンドン五輪を経験して、そのときは参加するだけに終わってしまいました。ゴールして「もう一度この舞台に立ちたい」「この舞台で勝負したい」と思いました。リオ五輪に行きたい気持ちを強く持ってレースに臨みます。

早川 これまでの競技生活で、五輪選考レースにも何度か出場しましたが、オリンピックを強く意識して走ったレースはありません。初めて五輪を狙って臨む大会なので、しっかりレースの流れに乗って勝負していきたい。

田中 マラソンでオリンピックに出ることを目標に第一生命に入社しましたから、思い入れの強いレースになると思いますが、いつも通り冷静に走りたい。

岩出 4年に一度しかなくて、初めてオリンピック選考に挑むわけですが、まずは楽しみながら走ることだと思っています。もう1つは、私がマラソンを走りたいと思った原点である、(同じ三重県出身の)野口みずきさんと一緒に走れることも、しっかりと楽しみたいと思います。

小原 自分のちからをしっかり出し切って、このチャンスをしっかりつかみたいです。

沼田 オリンピックは本当に憧れの舞台。数少ないチャンスだと思うので、最後までしっかり粘って、そのチャンスをつかみたい。

キルワ 今回名古屋に戻ってこようと思ったのは、リオ五輪へのトレーニングという意味が1つありました。ここでまたコースレコードを破るような良い走りをしたい。リオ五輪は簡単なレースにはならないと思いますが、名古屋で良い準備をして、リオのメダルを目指したい。

司会:岩出さんから憧れの野口さん、という発言が出ましたが、野口さんはどう思われましたか?

野口 うれしいですね。私のことを憧れの選手と見てくれていることは前から知っていました。昨年のナショナル・チーム合宿で一緒に練習をしたことがありますが、本当にガッツのある子です。いつかはレースでも一緒に走りたいと思っていたので、私もうれしいです。(岩出に)頑張りましょう!

岩出 えー、照れますね。すごくうれしいです。


寺田的陸上競技WEBトップ